ブライアン・メイ

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今回はQueenのギタリストでペンギン好きで天体物理学者、ブライアン・メイについて。Queenの楽曲はフレディによるものが有名ですが、メンバー全員がソングライターでもあります。特に、フレディに次いでQueenの音楽に影響力があったのが彼だと思います。

元々Queenは彼とドラムのロジャー・テイラーが在籍していたバンド「スマイル」が母体であり、フレディが半ば押しかけるような形で結成されたので、その意味では彼の意見が強く反映されるのは当然かもしれませんね。

彼はフレディとは違う意味で作曲のレパートリーが広く、ロックからカントリー調の物まで幅広くこなせる、豊かな才能の持ち主です。またアレンジも上手く、フレディ死後に出されたアルバム「Made In Heaven」は彼が中心になって編曲作業が進められています。勿論、ギタリストしても素晴らしいです。また、ブライアンとは言えば必ず挙げられるのが彼のギター。彼の愛器である「レッドスペシャル」は100年以上前の暖炉用の材木を用いて、彼と彼の父によって作られたオールカスタムギターであり、どんな音でも出せると比喩されるほど。事実、Queenが8枚目のアルバム「ザ・ゲーム(The Game)」で初めてシンセサイザーを使うまでアルバムのライナーノーツに「No Synthesisers!(シンセは使っていない!)」と載っていました。

そして、もう一つ。彼は大学時代に宇宙工学を専攻しており、天体物理学で博士号の取得を目指していたほど。かれはこの道でもずば抜けており、もしミュージシャンになっていなければ天体学の権威(!)として名を馳せていたことでしょう。また、彼は2007年より天体物理学の研究を36年ぶりに再開し、今年の8月に博士号を取得しています。なんという知性の持ち主でしょうか...。

彼のQueenでの代表曲は非常に多く、選ぶのは難しいのですが個人的には「39」が一押しですね(今回のYouTubeのリンクもこれです)。カントリー調の優しい曲で、歌詞がまたブライアンらしい。宇宙への探索へ向かった男が地球に帰ってきたが、ウラシマ効果ですでに100年経っていたという...、天体学者らしい内容で物悲しい名曲です。また、彼もいい声なんですよ、甘い綺麗な歌声で。Queenでもリードボーカルをとることが多く、フレディ同様、何でもこなせる多才なミュージシャンでもあるんですね。

現在は自分のソロ活動は勿論、Queenとしても活躍しています。Queen+Paul Rodgers のライブは記憶にも新しいですが、また日本にも来て欲しいですね。

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このページは、sakuradaが2008年11月26日 00:15に書いたブログ記事です。

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