著作権法改悪か

| コメント(0) | トラックバック(0)

漫画評論家・原作者などで有名な竹熊健太郎氏のブログでとんでもない法案が審議されていることが分かりました。

詳しいことは竹熊氏のブログに書かれていますので割愛しますが、重要なことは「非親告罪」化によって警察・司法が独自の判断で逮捕できるようになるということ。竹熊氏はこの「非親告罪」化で表現の自由を脅かされることを述べていますが、僕個人の考えとして、言論統制の手段として使われることも多いと思いますね。恐らくは、漫画家や同人作家ではなく、政治ジャーナリストなどをターゲットにする可能性のほうが高いと思います。

勿論、言論統制といっても急に戦前ほど激しくなるとは思えません。しかし、事実はどうであれ(いや、この場合は事実などどうでもいいのかも)、著作権侵害で逮捕されたという前科がついてしまえば、被疑者になってしまった著者にとってこの上ないほどのダメージになるはずです。猥褻図画で逮捕された、プライバシー侵害で逮捕されたとは違い、表現者・発表者としての存在意義を否定されることに他なりませんから、今後の活動に大いに支障きたすと思います。

世界的風潮にのっとって、ということで強引にも審議を通過させようとするでしょうね。また、審議が通過した場合の副次的効果として、二次創作系の同人作家やWinnyなどのP2Pソフト利用者の取り締まりも増えることも考えられます。

どちらにしろ、この改悪案は僕らにとって好ましくない影響しか生み出さないでしょう。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://hazakura.com/main/mt/mt-tb.cgi/34

コメントする

このブログ記事について

このページは、sakuradaが2007年5月22日 22:53に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「MDB2.php」です。

次のブログ記事は「おいおい、インターネット=悪かよ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。