本日は4枚目のアルバムにして最高傑作とも評価される「オペラ座の夜」を(3枚目の「シアー・ハート・アタック」は現在、手許にないもので...。これについても書きたい!)。本国イギリスでもかのビートルズの楽曲を抑えて「最も愛される曲」に選ばれた「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」が収録されているアルバムでもあります。
このアルバムの最大の目玉はやはり「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」でしょう。フレディの才能が爆発しきったかのようなこの曲はまさにロック史上、いや音楽史上にその名を刻んだのは間違いないでしょう。始まりから終わりに至るまでのドラマティックに変化し続ける展開は本当あっという間に感じるほど。しかし、それでいて複雑すぎて記憶に残らないということはなありません。クラシックのごとき展開が僅か6分ほどに収められている、何から何まで完成された奇跡の曲です。この名曲に肩を並べられる曲は10曲にも満たないでしょう。
しかし、このアルバムが最高傑作と評されるのは「ボヘミアン・ラプソディ」があるからではありません。ジョン・ディーコンの初ヒット曲である「マイ・ベスト・フレンド(You're My Best Friend)」、フレディが最も嫌悪したとされる人物を歌ったハードロックな「デス・オン・トゥ・レッグス(Death On Two Legs (Dedicated To...) )」、フォーク調の優しい「'39」など、実に多彩かつ捨て曲が一切存在しない非常に素晴らしいアルバムです。また、オペラということで最後に「God Save The Queen」で締めくくるお茶目なところもこのアルバムの魅力ですね。
Queenの全てが凝縮されているアルバムと言っても過言ではないと思います。
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